ホタテエキスはガンを予防する?

上の写真は、ホタテエキスから分離精製したホタテグリコーゲン(Fr.A)です。

 

 化学発癌抑制試験は生後15日目のB6C3F1マウス(写真上)を用いました。発癌剤としてジエチルニトロサミンを腹腔内に1回投与し、その1週間後よりホタテグリコーゲン(Fr.A)を週1回腹腔内投与を続けました。6カ月後に解剖し、肝臓を摘出しました。

 


対 照









200μg








400μg

 上の写真は発癌剤投与6カ月後の雄マウスの肝臓です。前がん(アデノーマ)の発生数(平均)を比較すると、生理食塩水のみを投与した対照群の24.8個(100%)に対し、200μg投与群では9.8個(40%)、400μg投与群では13.8個(56%)と有意の減少を示しました。
 この実験により、ホタテグリコーゲンはマウスの肝化学発癌を著明に抑制することが明らかになりました。

 

 詳しくは<ホタテグリコーゲンの構造と生理活性>を参照して下さい。